[ 2014年6月7日15時36分 ]<国際親善試合:クロアチア1-0オーストラリア>◇6日(日本時間7日)

 クロアチアがオーストラリアを1-0で下した。

 クロアチアはA組、オーストラリアはB組と、互いにW杯ブラジル大会に出場する国同士が激突したこの一戦。5月31日に行われた国際親善試合のマリ戦を2-1で勝利したクロアチアは、MFモドリッチやMFコバチッチなどが先発。その一方で、FWマンジュキッチやMFラキティッチはベンチからのスタートとなった。

 対して、南アフリカとの強化試合を1-1で引き分けたオーストラリアは、FWケーヒルといった中心選手に加え、MFミリガンやDFスピラノビッチなど、かつてJリーグに所属していた選手などがピッチに立った。

 ブラジルのサルバドールにあるアレーナ・フォンチ・ノバで行われたこの試合は前半20分、ペナルティーエリア内左からFWイエラビッチがマイナスのボールを送ると、これにFWエドゥアルドがダイレクトシュートで合わせる。しかし、シュートは相手GKライアンに防がれ、クロアチアは先制のチャンスを逃した。

 対するオーストラリアは、同43分にケーヒルの飛び出しからDFデービッドソンがネットを揺らす。しかし、ケーヒルの位置がオフサイドだったため、ゴールとはならず。その後も互いにゴールを割ることができずに、前半はゴールレスで終了した。

 0-0で迎えた後半、最初にチャンスを得たのはクロアチアだった。同11分、ゴール前でエドゥアルドがFKを獲得すると、DFスルナが右足で直接狙う。だが、シュートはゴール右上に外れた。

 クロアチアは同13分、モドリッチのスルーパスを受けたイエラビッチがネットを揺らして先制に成功。均衡を破ると、その1分後にはMFモドリッチとFWイエラビッチに代えて、MFラキティッチとFWマンジュキッチを投入し、更なる追加点を狙った。

 ビハインドを背負ったオーストラリアは、同19分にMFオーのFKが流れて枠を捉えるも、GKプレティコサに防がれて同点とすることができない。逆に同33分には、ピッチ中央でのショートカウンターからFWオリッチにシュートを放たれてしまった。

 結局、試合はそのまま1-0で終了し、W杯出場国同士の一戦はクロアチアがオーストラリアに競り勝った。

 最後の強化試合を白星で飾ったクロアチアは、12日に行われるW杯開幕戦でブラジルと対戦。一方、強化試合で連敗し、シュート4本に終わるなど課題が残ったオーストラリアは、13日のチリと戦う。【超ワールドサッカー】