[ 2014年7月13日18時26分 ]

 元ドイツ代表のオリバー・カーン氏が、W杯ブラジル大会の3位決定戦でオランダに0-3で敗れたブラジルに苦言を呈した。

 ドイツ「ZDF」がカーン氏のコメントを伝えている。

 「ブラジルは単純にクオリティーを欠いた。フッキやオスカルのフィニッシュの精度が低かったのだ。ブラジルは良い選手を揃えている印象だが、ワールドクラスの選手はいない」

 また、昨シーズンまでBミュンヘンでプレーしていたブラジルMFルイスグスタボについて問われたカーン氏は次のように見解を述べた。

 「Bミュンヘンはなぜ、ルイスグスタボを放出したのかよく分かった。彼は良い選手だが、W杯でも高いレベルのパフォーマンスを見せていない」

 ブラジルはW杯における最後の2試合で10ゴールを許した。同国メディアは、この状況を「災害」となぞらえているものの、カーン氏はこの状況をプラスに変えるべきだと主張している。

 「ブラジルは最後の2試合で破滅的な結果に終わった。だが、この危機的な状況は今後にとってプラスに作用させる必要があるのだ。今後、どのように改善していくか話し合う必要がある。ユース世代やコーチの育成、国内のリーグシステムを含めてね。これらの問題に関して責任を負う人は、一新されるべきだ。そうすることで、ブラジルは改善されていく」【超ワールドサッカー】