今年1月1日から新チーム体制が発足したNMB48の新公演が15日、大阪・NMB48劇場で、チームN「目撃者」公演からスタートした。同公演は10年7月からAKB48のチームAで始まり、前田敦子の卒業公演としても知られていた。

 新生チームNの初日。キャプテン山本彩(23)は変わらないが、隣にいるのは昨年6月に加入したばかりの山本彩加(14)。“W山本”がそろうチームNには、B2の“顔”だった薮下柊(18)らも加わった。

 若いながらダンス力、振付の覚えも早く、すでにシングル選抜にも入り、成長著しい山本彩加は「1週間で4曲の振りとか、難しかった。でも、初日を無事に終えたので100点満点の60点です」と、笑顔をこぼれさせた。

 これに、キャプテンの山本は「(彩加は)集中力が半端ない。公演で組む場面もあって、目が合うと、すごい目ヂカラで私が引くぐらい。でも、得点をつけるなら、これから伸びしろしかないという意味で、100点満点で10点です」。熟考した後に出した「10点」には、今後への期待が大きすぎるゆえの点数だと説明した。

 山本彩はチームN全体としても「まだまだ磨きをかけていきます」と言い、自らもブラッシュアップしていくという。

 今回の「目撃者」公演は、前田敦子、高橋みなみ、指原莉乃らがいたAKB48のチームAで、10年7月から上演されたセットリスト。いわゆる“お下がり”公演の形だが、今公演はこれまで、どこのチームでも“再演”はされていなかった。

 AKB48時代にアンダーとして、本家公演へも出演経験がある市川美織(22)は「当時の雰囲気を思い出しつつ、今と昔、2つの魅力をあわせて出せれば」と言い、山本彩加へ期待値ゆえに「10点」を出した山本彩に対して、本家を知る市川の目から見た採点を聞くと…。「120点!」と、満点超えと高評価を口にしていた。

 今公演は、中盤のユニットコーナーはNMB48オリジナル。彩加は、前チームNのオリジナル公演「ここにだって天使はいる」からの「おNEWの上履き」に、市川、林萌々香(18)とともに入った。

 アンコールは、山本彩、山本彩加の“W山本”らで「青春のラップタイム」などを披露した。

 NMB48では、全チームが新体制になり、チームMは今月24日、B2は同31日に新公演初日を迎える。