25日に岩手県滝沢市で行われた握手会イベントでメンバーとスタッフ3人が男に切りつけられ負傷した事件で、被害にあったAKB48川栄李奈(19)入山杏奈(18)と同じレーン(列)にいた倉持明日香(24)高城亜樹(22)が、29日午前、ともに公式ブログを更新し、コメントした。

 倉持は「目の前で起こった事が自分では考えられない出来事で一生出会うことのない、出会いたくない事が私たちの目の前で起きました。よく、これが夢だったらよかったのにと話すことがありますが夢でも見たくない現実でした」と心境をつづった。今でもフラッシュバックなど、人前に立つことへの恐怖を感じることもあるというが「でも負けない。たくさんの家族連れや子供もきてくれていた私たちの握手会本当はたくさんのありがとうと笑顔が溢れる場所でした。今までたくさんの先輩方が一つ一つ積み上げてきたAKBの歴史を壊されてたまるか」と乗り越える覚悟を示しつつ、「守ってくれた若いスタッフさん。あなたの勇気ある行動に本当に本当に感謝しています。本当にありがとうございました。このことがあって、私たちが倉持さんを支えますって、たくさんの後輩からメールがきました。心にあった鉛が少し軽くなった気がします」と、負傷したスタッフや、後輩メンバーに感謝した。

 また高城も「見知らぬ人が私たちメンバーの方に襲いかかってくる光景は忘れたくても忘れられず、ふとした瞬間にフラッシュバックします」とつづり、「今回のような事件が2度と起きないように。私たちが安心して活動出来ますように。そしてファンの方にも不安を与えずにAKB48を応援してもらえる日が来ますように」と願っていた。

 事件は25日午後4時55分ごろ発生。握手会会場第6レーンのテント内で入り口近くにいた川栄、入山の順に襲われた。守ろうとした20代男性スタッフも左手にけがをした。同じレーンで握手していた大島涼花、倉持、高城にけがなどはなかった。