コメディー映画のシリーズ最終作となる「釣りバカ日誌20

 ファイナル」が6日、東京都練馬区の東映東京撮影所で撮影を終え、主演の西田敏行が「(思い出が)走馬灯のように浮かんだ」などと振り返った。

 西田が演じる主人公、浜崎伝助宅のセットで最後のカットが終わると、西田や共演の三国連太郎、浅田美代子らに花束と感謝状が贈られ、紙吹雪が舞った。

 1988年に公開された第1作から21年。今回は22作目となる。記者会見した西田は「人生で“感無量”という思いを持つことはそんなにない。今日はそんな数少ない日になった」と涙ぐみ、「(この映画が終わっても)家族みんなで安心して見られる娯楽映画を、これからも作り続けてほしい」と話した。

 映画は12月26日に全国で公開される。