女優柴咲コウ(28)が10日、東京・虎ノ門金刀比羅宮で行われた主演映画「食堂かたつむり」(2月6日公開、富永まい監督)のヒット祈願イベントに出席した。共演の余貴美子(53)ブラザートム(53)富永監督も出席し、映画にちなんで野菜を奉納した。

 原作は小川糸のベストセラー小説。失恋が原因で声をなくした倫子(柴咲)が故郷で開いた「食堂かたつむり」を舞台に、心を込めた料理が人々や倫子自身を癒やし、確執のあった母との距離も縮まっていく。スクリーンに登場する料理はすべて吹き替えなしで、料理が得意な柴咲が作っている。

 柴咲は「人間にとって当たり前な『食べることは生きること、生きることは食べること』という、素朴で温かくて大事なテーマを扱った作品です」とPR。昨年末は、3段重のおせち料理を6つ作って家族や友人に配ったという。周囲の感想は「まあまあでした」(笑い)。