映画「次郎長三国志」(20日公開、マキノ雅彦監督)で清水の次郎長を演じる中井貴一(46)が4日、東京・浅草の浅草寺で行われた完成会見で親分論を語った。突然辞めた福田康夫首相に言及。「主役は脇役に主役にしてもらう。大親分になるため子分に大親分にしてもらう。親分に必要なのは人間力。それを持った人が首相になり、子分がしっかり支える国にしてほしい」と語った。

 劇中では鈴木京香(40)と夫婦を演じ「本当に結婚したいと思った。男性の理想像」と右隣の鈴木を見つめた。鈴木も「結婚生活を営んだことはないが、内助の功ってすばらしい」と笑った。ほか岸部一徳、温水洋一らが出席。