女優松嶋菜々子(36)が、米国の大ヒット映画「ゴースト

 ニューヨークの幻」(90年公開)のアジア版に主演し、韓国俳優ソン・スンホン(33)と共演することが11日、分かった。米ハリウッド映画会社パラマウントの初邦画で、日韓米の一大プロジェクトになる。6月に国内でクランクインして、秋に公開される。

 日本のトップ女優松嶋と、韓国の人気俳優ソンの共演で、デミ・ムーア(47)とパトリック・スウェイジさん(享年57)共演のラブファンタジー映画「ゴースト」のアジア版が製作される。松嶋は「原作が公開されたころは10代でしたが、当時、物語に入り込んで見ていたことを覚えています」。ソンも「韓日だけでなく全世界の人たちに愛された作品。個人的にも大好きだったのでシナリオを読んだ後、即座に出演を決めました」と話した。

 プロデューサーは、映画「THE

 JUON/呪怨」で全米興行収入1位を記録し、ハリウッドで知名度の高い一瀬隆重氏(49)。ドラマ「ごくせん」の演出、大谷太郎氏が初監督を務める。一瀬氏は「4年前にパラマウントから邦画を作りたいと言われたとき、すぐ頭に浮かんだのが『ゴースト

 ニューヨークの幻』でした。ハリウッド映画の王道。愛、笑い、涙、スリルとサスペンスと、正義があり、夢を見させてくれる作品。アジア最高のキャストで、新しい『ゴースト』に挑みます」と説明した。

 夢の共演について松嶋は「主演ドラマが日本でも放送されていたのを見ていました。とても魅力的な役者さんなのでうれしく思いますし撮影が楽しみです」。ソンは「松嶋さんは、映画『リング』のときから知っています。“韓国俳優と最もよく似合う日本女優ランキング”で1位に選ばれたという記事も見たことがあります」と、同じく感激している。

 舞台はニューヨークではなく、日本になるもようで、物語も、まだナゾのまま。果たして、恋人2人でろくろを回す名シーンの再現はあるのか?

 オリジナルでは、主題歌「Unchained

 Melody」も大ヒットしたが、今度の主題歌は?

 全容が明らかになる公開まで、興味は尽きない。