AKB48の曲が初めて海外映画の主題歌になることが26日、分かった。6月9日に行われた第2回AKB48選抜総選挙のエンディング曲「あなたがいてくれたから」で、韓国映画「TSUNAMI-ツナミ-」(日本吹き替え版、9月25日公開)の主題歌起用が決定した。7月14日発売のベストアルバム「SET

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 グレイテストソングス」に収録された同曲は、誰にでもある大切な場所や人への思いをつづったメッセージソング。巨大津波から愛する人や大切な家族を守るという同映画のストーリーに共通する世界観があることで採用が決まった。

 同曲は大島優子(21)が1位に決まった同選挙の最後に流され、ファンに注目された。ミュージックビデオでは、デビュー前から現在に至るまでを振り返り、大島や前田敦子(19)ら初期メンバーが泣きながら練習に励む様子など、さまざまな感涙シーンが盛り込まれている。

 前田は「AKB48がスタートしたころ、悔しいことやつらいことがたくさんありました。1人だったら、今ここにいるか分かりません。仲間がいたから、限界を超える力を出せた。そんな共通点を持つ映画の主題歌に選ばれて光栄です」と話した。板野友美(19)も「帰る場所があり、きずなでつながった仲間がいるから、あきらめないで頑張れた。この曲は、そんな気持ちを込めた歌です。映画で描かれるのも、そんな人々のドラマだとうかがいました」と共感している。AKB48のバラードが、人間ドラマの感動を増幅してくれそうだ。