女優ニコール・キッドマン(56)が27日、アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)の功労賞を受賞し、家族そろってレッドカーペットに登場。2人の娘たちが、晴れの舞台でレッドカーペットデビューを飾った。

27日に米ハリウッドのドルビー劇場で行われた授賞式に、夫で歌手のキース・アーバン(56)とともに出席したキッドマンは、15歳の長女サンデー・ローズさんと13歳の次女フェイス・マーガレットさんを伴っていた。2006年に再婚したアーバンとはおしどり夫婦として知られるが、2人の子どもたちを伴って公の場に出ることは珍しく、コロナ禍の2021年にオンライン開催されたゴールで・グローブ賞授賞式で4人そろって参加したことはあるものの、レッドカーペットに登場したのはこれが初めてだった。

キッドマンはゴールドのスパンコールが刺しゅうされたバレンシアガの光り輝くドレスを身に纏い、サンデーさんは花柄のストラップドレス、フェイスさんはサンゴ色のドレス姿で登場。キッドマンの妹でジャーナリストのアントニア・キッドマンさんの娘であるめいシベラ・ホーリーさんも一緒だった。

映画製作者を教育し、映画芸術の遺産を保存する映画団体AIFの功労賞は、映画やテレビを通じて米国の文化発展に貢献した人物に贈られるもので、過去には俳優ジョージ・クルーニーやデンゼル・ワシントン、女優メリル・ストリープら大物俳優たちが受賞している。

授賞式で登壇したキッドマンは「そこに、私の人生の最愛の人たちがいます。私の娘たちは、これまで公の場で一緒にレッドカーペットを歩いたことがありません。今夜が初めての夜でした」と感慨深げにスピーチし、「サンデーとフェイスです」と壇上から娘たちを紹介した。キッドマンによると、自身の母親は参加できなかったが、生配信を見ていると明かし、家族のサポートに感謝していた。

授賞式には、家族以外にもドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」で共演した女優リース・ウィザースプーンとストリープや親友のナオミ・ワッツ、俳優モーガン・フリーマンらも祝福に駆け付けていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)