「すき家」「松屋」「吉野家」「ガスト」「Sガスト」「ジョナサン」「サイゼリア」「バーミヤン」「福しん」「日高屋」などと並び長年、わが“ライフライン”と化している24時間営業立ち食いそば「富士そば」だが、昨日も空腹がピークに達した未明、富士そば某店に、地を這うようにたどりついた。

注文したのは各種そばメニューではなく、限定メニューの「煮干しラーメン」。この煮干しラーメン、16年ごろから富士そばの一部店舗で販売され始め、“富士そば愛好家”の間では結構知られているが、はっきり言ってかなり美味しい。

公式サイトによると16年11月現在、富士そば全114店舗中、35店舗で販売。その後も人気のため、販売店舗は増えているという。筆者も最近、扱っている店舗においては、「冷し特撰富士そば」「冷し肉富士そば」などとと迷いつつも、結局煮干しラーメンの誘惑に負け、注文してしまうことが多い。




「富士そばでそばを頼まずに煮干しラーメンを頼む…これが私の生き様だ」と後輩数人にまくし立てたが、全員にスルーされた
「富士そばでそばを頼まずに煮干しラーメンを頼む…これが私の生き様だ」と後輩数人にまくし立てたが、全員にスルーされた



その名の通り、煮干しだか魚粉だかのダシが効いている特製スープにチャーシュー、メンマ、ゆで卵、ナルト、ワカメ、ネギなどが乗っている、一見普通の外見だが、ツルッとしたメンだけでなく、このスープがはっきり言ってかなりの美味なのだ。

しかも、料金はたった450円とリーズナブル。コクがあるのに、油っぽくなくしょっぱすぎない“いい感じ”のスープを今回も飲み干してしまったが、富士そばの「煮干しラーメン」に限っては、他店において一般的なラーメンのスープを全部飲み干してしまった時に感じがちな「罪悪感」めいたものはまったくない。

むしろ脳内にドーパミンが噴出され、カルビーのポテトチップス最高傑作「しあわせバタ~」味を一気食いした時に似た、ある種の多幸感に包まれる。

というわけで本日も、前日に得た“富士そばパワー”で何とか責任デスク業務をドタバタと深夜まで続けたところだが、この後も疲労回復のため未明、2日連続で富士そばに駆け込むという流れになる可能性が高まっている。

ただ、帰宅途中に間違えて「ゆで太郎」築地店(水~金曜24時間営業)か入船店(24時間営業)に寄ってしまうことも考えられ、自分自身でもまったく予測がつかない。

【文化社会部・Hデスク】