今回は、先日あまりにも早い急逝で日本中を悲しみに包んだ昭和の大横綱・元千代の富士の先代九重親方を追悼も込めて取り上げてみたいと思います。私も子供の頃に横綱の相撲を見て育った世代であり、一時代の終わりを感じ、悲しくなりました。

元千代の富士の先代九重親方
元千代の富士の先代九重親方

 まず、彼の目と鼻を掛け合わせた詳しい人物タイプは「勝ち運に恵まれた生粋の勝負師」というもので、見えっ張りな一面と負けず嫌いの一面が非常に強い相です。とにかく勝ちにこだわり、その積み重ねにより自らのブランドとアイデンティティーを築いていくというような、勝負に生きる一匹おおかみです。

 黒目が小さく目尻が上がった鋭い目つきは、威圧感と勝負に生きる闘争本能を周囲へ感じさせます。また、黒目の小ささは勘の鋭さも表しており、勝負に対するこだわりと勝ち方を知っています。あまりに強い威圧感を持つ反面、それは周囲をイエスマンにしてしまう事にもつながり、意見を言ってくる人も消え、気づいたらひとりぼっち、と言った状況にも陥りやすいのがこのタイプの特徴です。それだけ、自我が強く、敏腕であるという事でもあります。

 鼻の穴がしっかりと見えた丸く大きめの鼻は、鼻の穴から金銭を出し入れすると考えられ、大きい鼻の穴やよく見える鼻の穴を持つ人は金銭の出し入れも多くなると考えます。そのため、このタイプの相の人は、投資すべきと考えれば思い切った投資をいとわずに勝負に出ます。その勝負勘にも優れており、大きな勝利をつかむ事もあります。もちろん、失敗すれば大きな損失を受ける相でもあります。人生をギャンブルと捉え、1つ1つの勝負に命をかける、そんな相であります。またこのタイプの鼻を持つ人はあきらめも悪く、非常にしぶとい事も特徴の1つです。

顔占いタイプ診断タイプ一覧
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 上記の様な目と鼻を持っていますので、勝負事に対しての才能と嗅覚に恵まれた相であった事がわかります。勝負に打ち勝つ喜びを重ね続けてそのモチベーションをどんどん高めていったのではないでしょうか。病との闘いも持ち前の負けん気と勝負勘で寄り切るはずだったに違いありません。

 そんな生粋の勝負師の昭和の大横綱も病には勝てなかったというのは、本当に残念でなりませんし、なにより早すぎました。昭和の象徴がまた一人逝き、時代の流れを感じずにいられません。

 ご冥福をお祈り致します。