太陽に接近中のアイソン彗星(すいせい)が、12月4日の「NHKスペシャル」(午後7時半)で宇宙から生中継される。国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士若田光一さんが超高感度4Kカメラを駆使し、世界初の宇宙からの彗星生中継に挑む。

 アイソン彗星は、巨大な尾をたなびかせる“世紀の大彗星”になると期待されている。すでに若田さんは11月23日に撮影に成功。Nスペでは、最もよく見えると期待される時期の12月4日に、若田さんが生で撮影する彗星を茶の間に届ける。

 4Kカメラとは、ハイビジョンの4倍の画素数を持つビデオカメラで、美しく鮮明な映像を見ることができる。若田さんは4Kカメラについて「モニターに映し出された美しい光景に驚かされました」とし「今回のような機会に出会えたことは素晴らしいこと。息をのむほどの素晴らしい光景をぜひ皆さんに届けたいと思います」とコメントしている。

 宇宙という彗星観測の特等席から見たアイソン彗星で、天体スペクタクルを堪能しよう。