氷川きよし(37)が4日、東京・明治座で3回目の座長公演「氷川きよし特別公演」(29日まで)の舞台公開と取材会を行った。

 芝居「め組の辰五郎」と歌謡ショーの2部構成。約1500人のファンを前に「今年はデビュー16年目。20周年に向けて、この舞台が第1歩です」と気を引き締めた。中村メイコ、勝野洋、太川陽介らの共演者相手に、アドリブを披露する場面もあった。

 この日は27枚目シングル「さすらい慕情」の発売日。カメラを向けられると、ちゃめっ気たっぷりにCDをかんでみせた。味は? と質問されると「固かったです…」。その後で「代表曲になるように頑張りたい」と話した。

 企画・監修には恩人で所属事務所会長だった長良じゅんさん(享年74)の名前も入っている。「以前、長良会長に『役に入りすぎて勘違いするな』と怒られたことを思い出します。1人1人のお客さまに届くように頑張ります」と力を込めた。