俳優綾野剛(33)が16日、東京・豊洲PITで、主演映画「新宿スワン」(5月30日公開、園子温監督)の特別ライブにサプライズで出演して、ギターを演奏した。

 同映画の主題歌を歌うMAN WITH A MISSIONと、挿入歌を歌うUVERworldの“対バンライブ”。

 中盤のトークショーに出演後、アンコールで再登場して、MAN WITHと一緒にギターを演奏した。

 アンコールの舞台に戻ってきたボーカルのJean-Ken Johnnyが「映画から一匹おおかみを連れてきたぜ」と紹介すると、バンドメンバーらがかぶるおおかみの着ぐるみマスクではなく、おおかみの紙のお面をかぶった男がステージに現れた。

 レスポールギターを構えてお面を取ると、素顔は映画の主演を張る綾野。綾野がギターを弾けるとは思わなかった約3000人の観客が、本気で驚く中、米国の伝説のロックバンド、ニルヴァーナの名曲「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」の激しいイントロをギターソロで引き出すと、観客のボルテージも最高潮になった。綾野は、そのまま、同曲をド派手に演奏しきった。

 トークショーでは、私生活でも仲の良いUVERworldのTAKUYA∞(35)に「いろんな役ができる懐の深い役者。3回試写を見たけど魂を感じた」と言われると、「本当にこっちが音楽の力に生かされてますよ。TAKUYA∞の新曲が流れた瞬間に景色が変わる」と感謝していた。