俳優桐山漣(30)が11日、都内で行われた主演映画「群青色の、とおり道」(佐々部清監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 ミュージシャンを目指し上京するも、夢半ばで終わり、10年ぶりに帰った故郷で、自分と向き合う物語。群馬・太田市が平成の大合併により、3町と合併した10周年記念事業として製作されたため、同県のゆるキャラ「ぐんまちゃん」と同市のゆるキャラ「おおたん」の着ぐるみも登場した。同市が映画の舞台になっている。

 桐山は「ぐんまちゃんとおおたんも集まってくれてありがとね。ぐんまちゃんとおおたんも映ってるかもしれないので、よろしくお願いします」とPR。撮影を振り返り、「脱いだシーンもありました。ただ、セクシーとか、そういう映画じゃないです。ハートにくるヒューマンドラマです。何かに夢を持ってる人には、響いてくれるじゃないかな」と説明した。

 今年1月にオランダでの交通事故で6日間意識を失い、現在もリハビリに励む杉野希妃(32)もビデオ出演した。同作は昨夏に撮影され、杉野は桐山演じる主人公の同級生役で出演している。「今日は舞台あいさつに参加できず、残念です。(同作の)撮影前から(出演者の)息が合っていて、撮影中も仲良くやっていた。その雰囲気が映画に反映されているのではないかと思います」と笑顔で話していた。