今月13日に急性大動脈解離による多臓器不全のため、都内の病院で死去したバンド、C-C-Bのリーダーでベース担当、渡辺英樹さん(享年55)について19日、メンバーが追悼コメントを発表した。

 笠浩二は「たくさんの応援をしてくれた皆さん。渡辺英樹を支えてくれた皆様。彼とともに生きたことをどうぞ誇りにして欲しいです。偉大なミュージシャンとして、どうか伝えてください。僕のこれからの生きる目的の1つが彼からもらった音楽の哲学です。それを彼とともに伝え、生きていきます。皆様の声に暖かい勇気をいただきました。心から感謝いたします。ありがとうございました」。

 米川英之は「7月13日、渡辺英樹が永眠されました。バンド解散後もメンバーのことを気遣ってくれるアニキでした。彼はツアーを本当に楽しみにしていました。まだまだやりたいことが一杯あったと思うので残念でなりません、心よりご冥福をお祈りします」。

 渡辺さんは、6月14日の熊本を皮切りに同23日の東京まで5公演ツアーを始める直前に大動脈解離で緊急入院した。ツアーは渡辺さんのほか、笠浩二、田口智治、米川英之という、89年に解散した時の4人で実施する予定だった。

 田口容疑者は今月2日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されている。