元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が9日、MBSテレビ情報番組「よんチャンTV」(月~金曜午後3時40分、関西ローカル)に生出演。水原一平被告(39)の司法取引について、言及した。

橋下氏は「アメリカっぽい」と感想を漏らした。裁判には時間も労力もかかり、容疑者が罪を認めるなら、そうした手間暇が省ける司法取引は有効と考える米国式の手法に強く共感する意向を示した。

日本では真実が追究できなくなるのではないか、冤罪(えんざい)につながるのではないか、といったことが懸念されるが、米国では取り調べの最初の段階から弁護人がついて、冤罪(えんざい)にならないように徹底チェックする。

日本では密室で取り調べが行われることで、橋下氏は「最初から弁護人がつくという前提で、司法取引を認めたり、場合によっては(盗聴など)捜査機関側に武器を与えたりしてもいいと思う。僕は弁護士としてそれをやりたかった」と述べた。