ビヨンセがこの秋リリースされる新曲のミュージックビデオで、31万1000ドル(約3890万円)の豪華スティレット・サンダル(かかとが細くとがったサンダル)を身につけて登場するらしい。

 マリ・クレール誌電子版などが報じたところによると、このスティレット・サンダルは、英国の宝石店ハウス・オブ・ボルゲジーが「プリンセス・コンスティレーション・コレクション」の一部としてクリエイトされたもので、同宝石店のオーナーでデザイナーのクリストファー・マイケル・シェリス氏がデザイン。なんと1000年間の保証付であるため、ビヨンセの娘ブルー・アイビーから子孫へと代々、受け継がれることになりそうだ。

 合計1290個のダイヤモンドでできたスティレット・サンダルは、全部で65・50カラット。土台はプラチナか18金ゴールドか、好みで選べるようになっている。修理しやすいように、靴底とヒール部分が簡単に取り外せるようになっており、シェリス氏は、「これは本物の宝物と同様、スティレット・サンダルを永遠に保持できるための工夫です」と語っている。

 同サイトによると、コレクションについて知ったビヨンセの関係者らが数カ月前、シェリス氏に連絡を取り、新曲のミュージック・ビデオ用に注文。ビヨンセは同時に、ゴールドにダイヤモンドが散りばめられた8万5000ドルのベルトも購入したという。シェリス氏は、「ビヨンセは自分がデザインした商品にとって究極のモデルであり、夢の顧客です」と語っている。今年5月に発表された同コレクションだが、これまでに2組が売れており、一組はドバイに住む人が購入したという。(ニューヨーク=鹿目直子)