俳優池松壮亮(25)菅田将暉(22)が、来年公開の映画「セトウツミ」で、究極の「会話劇」に挑戦することが10日、分かった。世代を代表する演技派若手俳優2人が、初めてダブル主演し、演技力の競演を繰り広げる。
原作は「別冊少年チャンピオン」に連載中の人気漫画で、舞台は、大阪のとある高校の放課後。菅田演じる瀬戸と、池松演じる内海が帰り道にする他愛もない会話がメーンだ。ウイットに富んだ掛け合いや、ほろ苦い恋バナなど、軽妙なトークが人気。配給のブロードメディア・スタジオは「演技の90%はしゃべり。アクションもありません」と説明する。
会話を見せる演技力がすべてとあって、脚本化と同時に2人のキャスティングが最初に行われた。クールでイケメンの秀才だが、暗めな性格の内海には、映画「ぼくたちの家族」などでの冷静な演技力が光る池松。天然でクラスの人気者の瀬戸には映画「そこのみにて光輝く」などで、やんちゃ感あふれる演技を見せた菅田が起用された。メガホンを取るのは、「まほろ駅前」シリーズで、バディー(2人組)ムービーの製作に定評のある大森立嗣監督(44)。スキのない黄金トリオが軸となる。
トークはもちろん関西弁で、菅田は「こいつらオモロすぎるやろ、と。現実世界にこんな奴らおったら勝たれへんで」と関西弁で役どころへの興奮度を表現した。福岡出身の池松は「セトの足を引っ張らないように、これから関西弁を練習していきたい」と意欲満々だ。「何だか面白そうなこの作品を、大森監督の下、菅田くんと2人でやるということで、何だか面白そうなことが始まるんじゃないか」と、全編大阪で行われる秋からのロケを心待ちにしていた。
◆セトウツミ 「別冊少年チャンピオン」で連載中の人気漫画で、昨年は手塚治虫文化賞読者賞候補にも選出された。大阪のとあるベッドタウンの川っぺりで、高校の帰り道に瀬戸(菅田)と内海(池松)が何げなく繰り広げる掛け合いでつなぐ、ワンシチュエーション型作品。おバカだが人気者の瀬戸と、秀才でクールな内海との言葉のやりとりが人気。タイトルは2人の名字から。原作は此元和津也氏。



