多部未華子(26)主演映画「ピース オブ ケイク」(田口トモロヲ監督、5日公開)公開直前イベントが1日、東京・豊洲PITで行われた。主人公の恋人役を演じた綾野剛(33)が、「撮影中に自分のヒゲをもんでいた」と明かした。

 綾野は劇中で、多部とキスシーンを演じているが「正直、ヒゲが痛いんじゃないかとすごい気になっていた」と言い、多部を見た。田口監督から「カット、もう1回!」と声がかかることも多かったが、綾野のヒゲが当たっていた多部のアゴが、赤くなっていた。それで、ヒゲをもんだという。多部から「ヒゲって痛いよね。でも全然気にしていない」と言われ、綾野は「良かったです」と笑った。

 キスシーンなどが登場する、典型的なラブストーリーを演じるのは初めてだという。「こんなに自分を客観的に見られない作品は初めて。マトモに恋愛ものなどやってきていない」と言い、照れ笑いを浮かべた。

 この日は主題歌「愛を叫ぼう-ピース オブ ケイク-」を共同作詞し、歌う加藤ミリヤ(27)と峯田和伸(37)がライブを披露した。加藤は中学時代、峯田が所属していたバンド「GOING STEADY」のファンで「峯田さんと一緒に歌う…夢のような出来事」と感激していた。