新潟発の女性アイドル3人組Negicco(ねぎっこ)と、4人組アイドル「チャオ ベッラ チンクエッティ(チャオベラ)」が19日、都内でコラボライブ「TOKYO IDOL PROJECT LIVE」に出演した。ねぎっこは結成12周年、チャオベラは前身の「THE ポッシボー」時代から数えて10年目というベテランだが、今回が意外にも初のコラボ。チャオベラの諸塚香奈実(25)が「アイドルは若くてフレッシュなだけがすべてじゃない!」と声を張り上げると、大歓声が上がっていた。

 イベントは、お互いのライブ、2組のトーク、最後にコラボパートで構成された。コラボのコーナーでは、7人でチャオベラの「恋がダンシン!」を披露。続くねぎっこの「圧倒的なスタイル」では、仲良く肩を組んでラインダンスを楽しんだ。

 トークでは、お互いの長い歴史を折れ線グラフで振り返るコーナーで盛り上がった。2組は何度か絶頂に近い時期を迎えながら、どん底に突き落とされる苦しみを味わっている。チャオベラはシングルを発売できない2年間を経験しており、橋本愛奈(22)は「あの時、初めてスタッフさんに『バイトをしていいよ』と言われた。地元のパン屋さんのバイトを受けたけど、落ちました」と苦笑いで告白した。

 一方のねぎっこも、解散危機やメジャーデビュー消滅など、数々の谷底時期を経て今に至っている。Megu(26)が「いい波が来ていると思ったら…」と言うと、Nao☆(27)が「落ちました」と苦笑い。さらにNao☆が「これが私たちの心のグラフでもあります…」と、よどんだ空気を漂わせ、ファンは大爆笑させた。それでも、最近ではPerfumeのメジャーデビュー10周年公演(22日、日本武道館)にゲストで呼ばれるなど、ピークを迎えつつある。それを聞いたチャオベラの岡田ロビン翔子(22)は「どうやったら出られるんですか?」と食い付き、メンバーから制止されていた。

 ねぎっこは来年、日本武道館での単独公演を目標にしている。Nao☆が「大きな玉ねぎの下で、長ねぎが歌うぞー」と宣言すると、橋本は「今度は玉ねぎの下で2マンライブをやりたいですね」と再コラボを呼び掛けていた。