歌手五木ひろし(67)が2日、東京・明治座で「平成27年 明治座10月公演 五木ひろし特別公演」(26日まで)の初日を終えた。

 芝居と歌謡ショーの2部構成。1部は昭和を代表する喜劇人、三木のり平が主演した傑作「めおと囃子」を同座では35年ぶりに再演。2部では新曲「夕陽燦燦」の歌唱からからスタートし、最後は美空ひばりの「愛燦燦」で締めくくった。

 特別出演の由紀さおり(66)は初めての1カ月公演。「着物のお芝居も初めて。お客さんが笑ってくれると、稽古とは違うんだなと思った」と初々しい。五木は「そのチャレンジ精神がすばらしい。勇気に心から拍手を送りたい」と話した。

 芝居で共演する仁科亜季子(62)は、3度目のがん発症で昨年10月に大腸を約20センチ切除したことが分かったばかり。五木は「本人は(そのことを)表に出すつもりはなかったみたい。無事に務めていますよ」。由紀も「すごく楽しそうで安心しました」と話した。