6人組として再スタートしたロックグループ、ゴダイゴが、新しい魅力をアピールした。1日、東京・中野サンプラザでのコンサート開演前に取材に応じた。

 このほど、全盛期のオリジナルメンバー5人に、ベーシスト吉沢洋治(58)が加わった6人編成になった。6人組としては、この日が初の東京公演。リーダーのミッキー吉野(63)は「6人でのゴダイゴも、いいんじゃないかなと思いますよ」と笑顔。ボーカルのタケカワユキヒデ(63)は「自信あります。かっこいいですよ」と宣言した。

 6人組の「新生ゴダイゴ」は、スティーブ・フォックス(62)と吉沢のツインベース編成。吉野は「スティーブは、ベースだけじゃなくて、ボーカルを強めに出すようにしています」と明かし、「言ってみれば、全曲『モンキー・マジック』のように、スティーブの歌声をフィーチャーしています」と説明した。

 また、80年にスティーブが脱退した当時の裏話も明かした。吉野は「当時は(所属レコード会社の)コロムビアとの契約も更新した直後だったし、CMも出ていたから…。今話せばおもしろい話はたくさんありますよ」と苦笑い。「対外的には、快く送りだそうということになっていましたけど、CMの時は僕とタケカワだけ前にして、後ろには誰がいるかよく分からないようにしていました。コマーシャルの契約って大金ですからね」と暴露した。タケカワは「そういう悪知恵は、僕は知らなかったな」と驚いていた。