10日に69歳で死去したロック・ミュージシャンのデビッド・ボウイさんが、米映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(14年)の続編にカメオ出演することが検討されていたことが明らかになった。

 来月クランクインが予定されている同作でメガホンをとるジェームズ・ガン監督が明かしたもの。「亡くなる少し前にマーベル社のケビン・ファイギ社長と『ガーディアン Vol2』のカメオ出演について話をし、ボウイの名前が候補にあがった。

 世界中でこれ以上喜ばしいことはないだろうと伝えたが、共通の友人から彼の具合が良くないと聞いた。でも、その後で体調が回復したと聞いて実現に近づいたと思っていた。まさかこんなことになるなんて誰が想像しただろう。彼は私のアイドルで大きな存在だった」とフェイスブックで明かした。

 俳優として大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」(83年)や「地球に落ちてきた男」(76年)など数多くの映画に出演しているボウイは、2009年に公開されたミュージカル映画「バンドスラム」が最後の出演作となった。(ロサンゼルス=千歳香奈子)