♪い~しや~きいも~ きみも~♪

 リズムネタ「石焼き芋」の動画再生回数が100万回を超え、ブレーク寸前の若手コンビ「ヘンダーソン」が6日、大阪・なんばグランド花月前広場で、本物の「石焼き芋」を売り、PR活動を行った。

 コンビは、年末にMBSテレビ「オールザッツ漫才」に出演。ショートネタで「石焼き芋」を演じたところ、動画再生回数が急激に伸びた。昨年「ラッスンゴレライ」で飛び出した「8・6秒バズーカー」のように、動画注目からのブレークを狙う。

 コンビは子安裕樹(29)中村浩士(28)の2人組。今年4月で結成10年目を迎える。

 中村は「ネット、SNSでブレークしていく売れ方は、8・6秒に続いて、はい。でも先輩なんで」。子安にも中村にも、もちろん先輩の自負があり「いろんな(ブレーク芸人の)先輩から聞いて、とにかくネタを用意しとけ、と。僕ら、ほんとは漫才でやってますから。そのあたりは大丈夫。一発屋では終わりません」と自信を見せた。

 目標は「クマムシさん」と声をそろえた2人。昨年、ネタ人気がこうじて「あったかいんだからぁ♪」でCDデビューしており、石焼き芋のCD化へ夢を描いている。

 歌う方の中村は、確かな歌唱力も評価されており「はい、カラオケが趣味なんで。1人でも行きます。CDデビューしたいですね」と照れながら語る。

 一方の子安は、03年M-1グランプリ王者「フットボールアワー」にあこがれ、漫才を志したといい「目標はフットボールアワーの後藤さん。将来はテレビの進行、MCもやってみたい」と話していた。