俳優松山ケンイチ(30)が18日、東京・新宿バルト9で映画「珍遊記」(山口雄大監督、27日公開)の完成披露上映会に出席した。

 「西遊記」をモチーフにしたお下劣漫画が原作。男子小学生が喜びそうな下ネタのせりふ回し、言動が盛りだくさんだ。松山は「いろいろ下ネタみたいなものが多いけど、3歳ぐらいから見られると思う。お子さんとか、知り合いの家族を巻き込んで見に来てくれたら」と、思春期前の子供たちにアピールした。

 お坊さんの玄奘を演じた倉科カナ(28)は、冒頭からいきなり「ち○こ」を連呼する場面がある。それでも役を受けた理由について「過激な言葉とか特殊メークについては何も考えてなくて、脚本が面白かった」と説明。せりふについては「皆さんに『大丈夫?』って言われて、後で私はそんなに下品なことを言ってたのかと」と恥ずかしがっていた。

 上映会では、脚本を手掛けたお笑いトリオ「鬼ケ島」おおかわらの友人で、たまたま遊びにきていたドランクドラゴン鈴木拓もなぜか登壇した。出演もしておらず、作品に無関係だが、ちゃっかり記念撮影にも参加。マイクを握ると「話をいただいた時、作風に合うのかと考えた。結果、内容も分かりません。何があるかも知りません」と語り、会場を何とも言えない雰囲気にさせた。

 共演の溝端淳平や山口監督らも登壇した。