はるかぜちゃんこと声優でタレントの春名風花(15)が、自身への殺害予告犯が逮捕されない真相を明かした。

 これまで春名は、殺害予告を送るなどネット上で執拗に嫌がらせをしてくる特定の人物について警察に相談していることを報告していたが、犯人逮捕にはつながっていなかった。

 春名は4日にツイッターで、殺害予告犯が逮捕されない理由は、捜査の結果、書き込みに匿名通信システムTor(トーア)が使用されていることが判明したからだと明かした。

 国内で発生したPC遠隔操作ウイルス事件で使われたシステムとして記憶に新しいTorだが、春名いわく、「現在警察ではtorを使って書き込まれた殺害予告を逮捕する事は、ほぼ不可能」なのだそうで、警察からも「警察がしっかりと身辺を警備するので、犯人をあげることはあきらめて欲しい」と言われたことを明かした。

 こういった理由から、殺害予告事件は一向に解決に向かわず、そのせいで売名疑惑もかけられてしまった。さらに春名は「犯人は永久に捕まらない・ぼくが未成年という事で、まわりの大人達にも『永遠にぼくの身の安全を守る義務』が生じ、ぼくや家族は一定期間、とても窮屈な生活を送ることにもなりました」と悔しさをにじませる。

 所属事務所を退社し、2日に更新したSNS「note」では「芸能人卒業宣言」として今後フリーで活動すると宣言した春名。自由な立場になったからこそ今回の真相発表が可能になったらしく、春名はその上で、自身と似たトラブルに巻き込まれる人々が出ないよう、ツイッターはTorを利用しての書き込みを遮断するシステムを採用してくれないかと呼びかけている。