3人組男性ユニットw-inds.が14日、東京・両国国技館でデビュー15周年記念公演を行った。01年のこの日にデビューした。

 中央には円形ステージが作られた。360度全方位から約7500人の熱視線を浴び、5月発売の新曲「Boom Word Up」など歴代シングル全36曲を歌唱。15年の道のりをファンと一緒に振り返った。

 アンコールでファンの「ハッピーバースデー」コールが会場に響き渡ると、3人は肩を組んで男泣き。ラップ千葉涼平(31)は「聞いてねぇ~」と驚き、ラップ緒方龍一(30)は「皆さんに感謝です」。ボーカル橘慶太(30)も「いつも夢をもらっています。ありがとう」と頭を下げた。

 00年に路上でのストリートパフォーマンスを開始。最初はわずか3人しか集まらなかったが、抜群の歌唱とダンスで魅了する“w-inds.旋風”は瞬く間に全国に拡大。翌年のデビュー直前には渋谷ホコ天に約8000人を集めた。その後もライブにこだわり続け、昨年までに単独508回公演をこなし150万人以上を動員。日本を飛び出してアジアにも活動のウイングを広げ、香港、台湾などで16公演を積み重ねた。

 15周年は勲章であると同時に単なる通過点にすぎない。20周年に向け、これからもライブにこだわり続け、さらなる旋風を巻き起こそうとしている。【松本久】