坂本龍一(64)が7日、音楽を担当した米映画「レヴェナント 蘇りし者」(22日公開)のイベントで生ピアノ演奏を披露した。

 1年9カ月前に公表した中咽頭がんを克服して復帰した。「皆さんの前に立つのに、こんなスリムになれて、かえってうれしいかもしれない」と笑わせながら15分間にわたって劇中曲を披露した。

 「監督のアレサンドロ・G・イニャリトウはもともとメキシコでDJをしていた人で、とにかく耳がいい。今まで仕事をした映画監督の中で一番、音楽に詳しくてうるさかった」と6カ月に及んだ音作りを振り返った。