前田健(44)が24日夜に倒れる前、飲食店で1人でパスタなどを食べ、お酒は飲んでいなかったことが24日、分かった。食事をしていた東京都新宿区のパスタ店店員が、取材に応じた。

 店員によると、前田は24日午後6時ごろに来店し、約1時間食事をした。「海の幸トマト」のパスタと、パンを食べ、コーラを飲んだという。会計の2060円を支払った。トレードマークの帽子もかぶっていた。

 普段は笑顔で友人と話していることもあるが、この日は1人で来店。表情は、普段に比べておとなしめで、機嫌が悪いようにも感じたという。

 店員は「近くの席にいた別の客が大声で話していたので、うるさかったのかな、と思いました」と話した。体調が悪いように見えたり、食べるスピードが遅かったりということはなかったという。

 前田はよく来店していた常連客。24日夜、ツイッターにも食べる前のパスタの写真を投稿し「ごつい! 『海の幸とトマトソースパスタ』うまし」とつぶやいていた。

 店員によると、普段は男性の友人と来たり、1人で来店していた。お酒を飲むこともあったが、基本的には約1時間、食事をするだけだったという。

 パスタ店は、前田が倒れていた路上と、直線距離で約50メートル離れている。ただ、交通量の多い明治通りを挟んでおり、信号待ちをして横断歩道を渡る必要がある。