俳優堺雅人(52)主演で放送中のTBS系日曜劇場「VIVANT」(午後9時)第2シーズンが、3年前の第1シーズンに続き、再び社会現象となっている。埼玉県のベーグル専門店「VIVANT」は作中の自衛隊の秘密組織「別班」をもじった「別パン」を再販し、売り切れ続出中。視聴者の予想の斜め上を行く展開が魅力のドラマ同様、パンチの効いた「新別パン」も近く発売予定だ。

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さいたま市南区にあるベーグル専門店「VIVANT」は、JR武蔵浦和駅から徒歩で約10分。双子の店主、姉伊藤万美子さん、妹市川寿美子さん(ともに59)は02年開業のパン教室にフランス語で「人生を楽しむ」という意味を込め名付けた。

裏切り者続出や死亡していた人物が生きていたなど、期待を裏切らないドラマ本編同様、埼玉の「VIVANT」も期待を裏切らない。3年前の第1シーズンでは別班をもじった「別パン」を数パターン販売し、約3000個を売り上げた。そして今回、ドラマが20日と27日と2週に渡って休止の間、新たに「別パン」第2シーズンとなる「裏切りのハラペーニョ」を試作した。市川さんは「裏切り者がいっぱい出てくるから、中にはアクセントになるようなものを」と構想を明かした。ベーグルにはチーズ、ソーセージが入り、ハラペーニョを裏切り者に見立てて隠し味で入れるという。ドラマが再開する10月からの販売を予定している。

第2シーズンが始まる7月末から、3年前に販売していた「別パン」を再発売。店のSNSに再販を熱望する声が相次いでいた。現在は、午前中には売り切れる看板商品として再び定着。「別パン」は堺演じる主人公乃木憂助の好物として描かれている赤飯をイメージし、和風スイーツ風のベーグルに仕立てた。中には塩エンドウ豆と粒あんと餅が入っており、げんこつ大の大きさでボリュームがある。中国の秘密諜報(ちょうほう)組織シンシーに捕らえられ、9日間絶食中の公安野崎守(阿部寛)が食べたら、泣いて喜ぶ仕上がり?になっている。

「VIVANT」の名前は本家よりも20年以上も前から愛用してきた。ドラマ開始まで「ビビアン」「ビバント」などと間違われることもあったが、伊藤さんは「今は定着しました」と笑顔で語った。第2シーズン開始で、店内では「別パン」を通じて客との会話が増えたという。店主は双子で似ているため、乃木と別人格Fの設定を知っている客からは、少し驚かれることも。伊藤さんと市川さんは「日曜は定休日(月・火曜)前日なので毎週VIVANTが楽しみです」と笑顔で語った。

◆VIVANT TBSの名物ドラマ枠「日曜劇場」で23年7月期に放送され、空前の大ヒット。福澤克雄監督による完全オリジナルストーリーで、3年ぶりの第2シーズンは7月26日から放送開始。主演堺雅人、阿部寛ら豪華キャストと海外ロケによる迫力ある映像が複雑に絡み合い、3年前の第1シーズン以上の社会現象となっている。裏切りが相次ぐ難解なストーリーを巡っては、推察記事が多数出るほど白熱化。第2シーズン第18話(前半戦最終回)までの全8話で世帯平均視聴率は15%以上をキープ中(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。残り6話で最終回は11月8日。