女優の真矢みき(52)とバレエダンサーで夫の西島数博(44)ほかが18日、都内で開催された「Super神話音楽劇『ドラマチック古事記~神々の愛の物語~』」の制作発表会に出席した。

 日本最古の物語「古事記」をテーマにした「ドラマチック古事記」は2013年11月宮崎公演を皮切りに、15年1月、16年2月とこれまで3回の公演を行っている。今回の公演は一夜限りの東京公演で9月3日、新国立劇場オペラハウスで開催される。

 これまで演出・主演を務めてきた西島は「故郷宮崎から全国に、そして世界に発信できるのは自分の夢だった。古事記は神々の話ですが、人間味があってわかりやすい。今回イザナキ・イザナミの男女神の話ですが、現代の男として、そして女性としての考え方にもつながる部分があると思うので、その辺を表現していきたい」。一方、舞台では初共演となる真矢は、「確か7~8歳は年上のはずですが、家でもいろいろ演出されています(笑い)。何よりも各ジャンルのトップが一堂に会するのが楽しみです」。

 今回の共演について西島は、「僕の希望というよりも企画サイドの希望。僕が家で彼女にオファーするわけにはいかないから、するなら企画側から彼女の会社にオファーしてくださいといいました。意外だったのは、『可能性がある』という返事をいただいた時でした」。対する真矢は「オファーを頂いた時は見る側でいたかったのですが、何度がお話を聞いている間に考えが変わった」と語った。「私に強みがあるとすれば2~3回、俯瞰(ふかん)で舞台をみていることです」という真矢に対して、西島は「彼女は男女両方を演じて来ているので、それは強みになると思います。自分の表現仕方と違いますが、違うからこそおもしろいと思うし、僕自身興味があります」。

 制作発表会は熊本地震の影響で1カ月ほど遅れた。主催者であるテレビ宮崎からは、本公演収益の一部が熊本地震被災者へ寄付されることも合わせて発表された。