歌手小林幸子(62)が6日、新曲「百花繚乱!アッパレ!ジパング!」を発売、都内で発表会を開いた。

 準備に2時間半かけた、30年ぶりという総重量20キロのおいらん姿で登場した小林は「最初、タイトルで驚きました。いろいろなタイプの歌を歌わせていただいたけれど、どこにもない不思議な歌。私にとって宝物の歌。世界へ向けて歌っていきたい」。

 昨年、特別出演で4年ぶりに復活したNHK紅白歌合戦についても、大みそかのスケジュールについて「現状は空いてます」と意欲を見せた。

 総合プロデュース、作詞を担当した作家なかにし礼氏(77)氏は「人生の艱難(かんなん)辛苦を乗り越えた小林幸子だから歌える歌。20年ぶりくらいにムラムラと来て書きました」。2度のがんを克服し、今年4月には、植え込み型除細動器と心臓ペースメーカーを、体内に埋め込む手術を受けた。「今は極めて健康。突然死の可能性が少なくなった」と笑顔を見せた。