NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の11日の平均視聴率が22・0%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高は4月27日と、6月8日の常子(高畑充希)が帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)にプロポーズされた回の24・6%。7月7日の19・4%が最低となった。

 11日の回は、花山伊佐次(唐沢寿明)の家を訪ねた常子は、妻三枝子(奥貫薫)に部屋に通される。帰ってきた花山に出版への協力を依頼した。だが花山は断る。「スタアの装ひ」を見せようとすると「読者が想像できていない。同じ割り付けだし、服の作り方も書いていない。だいたい、服の材料が一般の人には手に入らない」と、常子が考えていた以上に的を射た指摘をした。花山は闇市で買って読んでいたのだ。

 常子は、花山に最後の出版の編集長を頼むことを決意した。花山の働いている珈琲店を訪ねる。だが、花山はかたくなに断るのだった、という回だった。