落語家の春風亭小朝(61)が、12日に亡くなった大橋巨泉さんとの思い出をつづった。

 小朝は巨泉さんの訃報を受け、20日にブログを更新。巨泉さんと初めて対面したのは92年までTBS系で放送されていた巨泉さん司会の「クイズダービー」で、小朝は「ふっと時間が空いた時に、ジャズボーカルの勉強をしたいんですけど誰に習ったらいいですか」と、ジャズ評論家でもある巨泉さんに尋ねたという。「そりゃあお前、マーサだよ、と即答でした」と、巨泉さんの元妻でジャズ歌手のマーサ三宅を紹介されてレッスンを受けるようになって以降、小朝はジャズグループを結成したり、歌のみでディナーショーを行うことになり、「そんな経験ができたのも、巨泉さんの即答のおかげです もしあの時、う~ん、と考えこんでいたら、間違いなくきっかけを失ってましたね」と振り返った。

 マーサとの間にもうけた2人の娘がジャズ歌手になったことについて、「自分の愛するジャズの道を、娘たちが選んでくれたのは嬉しかったでしょうね」と小朝。「というわけで、僕にひとつのご縁をつくってくださった巨泉さんでした」としのんだ。