ディズニーが贈る奇跡のエンターテインメント巨編「ジャングル・ブック」(日本公開中)。主人公モーグリを演じたニール・セディが、日本でも流行の兆しを見せる忍者スポーツ“パルクール”を撮影のために習得していたことが明らかになった。

 本作は、ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリを主人公に、自然のおきてと共に雄々しく生きる者たちの愛や憎しみ、喜びや悲しみをうたいあげる感動の物語。主人公のモーグリを演じるのは、2000人のオーディションから選ばれた12歳の少年、ニール・セディ。通っていたダンススクールの講師の勧めによってオーディションに参加したニールは、演技未経験にもかかわらず並み居る子役たちを押しのけて主役の座を射止め、シンデレラ・ボーイとなった。

 モーグリは抜群の運動神経を持ち、蔦にぶら下がって宙を舞い、家族であるオオカミ達と共にジャングルを縦横無尽に駆け巡る。これだけの動きを撮影中に実際に行うため、ニールは、まるで忍者のように「走る」「跳ぶ」「登る」など、身体のみの動作を駆使して道なき道を踏破するスポーツ“パルクール”のトレーニングも受けたという。

 監督のジョン・ファヴローは「僕らは彼を雇う前にパルクールのトレーニングに送った。スタント・コーディネーターが彼の運動神経を見させてもらったが、ニールはとんぼ返りまでできたんだよね。その能力は疑いようがなかった」と語り、スタント・コーディネーターから見てもハイレベルだという彼の運動神経に賛辞を贈っている。また、演技初挑戦となる彼の魅力について、「向こう見ずな勇気があって、どこかユーモラスで、誰もが思わず応援してしまうような男の子さ。2000人の中で彼だけが、その素質を持っていたんだ」と絶賛。モーグリ以外のすべてがCGで描かれる本作において、演技初挑戦とはとても思えない堂々とした演技を見せるニールの姿にも注目してみてほしい。【ハリウッドニュース編集部】