NHK大河ドラマ「真田丸」の28日(NHK総合午後8時)の平均視聴率が、13・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、番組開始以来、自己最低を記録したことが29日わかった。

 28日は日本テレビ系の24時間テレビがあり、落語家の林家たい平がマラソンでゴールするエンディングと放送時間が重なっていた。影響を受けた形だ。

 これまでの最低は、7月31日で東京都知事選の開票特番で放送時間が変わったという回の14・5%だった。

 28日の回は、加藤清正、福島正則らが、石田三成(山本耕史)を討つとして屋敷を襲撃する。細川ガラシャに奉公するきり(長沢まさみ)から情報を聞いた信繁(堺雅人)は三成を逃がす。

 事態を収めようと奔走する信繁。北の政所や淀君に断られ、徳川家康(内野聖陽)を頼る。事態は収束したが、三成は佐和山に蟄居となり政(まつりごと)から外された。

 家康が力を付け、伏見城から大坂城へも入った。家康は信繁に家来になれ、と迫る。信繁は毅然と断り、真田家に戻った。

 家康に上杉景勝(遠藤憲一)に謀反の動きあり、との情報が入る。上洛を求めるが、家臣の直江兼続からは家康を痛烈に非難した書状が届く。

 激怒した家康は上杉討伐の旗を揚げる。家康の軍勢が大坂を出た後、そのすきについに豊臣派は挙兵する。その中核は蟄居していた三成だった。

 一方、真田昌幸のもとには、上杉から加勢を求める密書が届いた。昌幸は信幸(大泉洋)と信繁に上杉に付くことを話す。迷う信幸だが、父に従う、と話す回だった。