佐々木蔵之介(48)主演映画「超高速!参勤交代リターンズ」(本木克英監督)の初日舞台あいさつが10日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、佐々木や深田恭子(33)らが出席した。

 地方の弱小貧乏藩が短期間での参勤交代を命じられ、知恵を駆使して無理難題を解決していくドタバタ時代劇。前作がブルーリボン賞作品賞を受賞するなど大反響をを受け、もともと予定になかった続編として製作された。前作の公開時と比較して30スクリーン増の282スクリーンで公開。佐々木は「まさかの続編でした。本当に次があるとは思わなかった。多くの方に応援していただき感謝です」と感無量の面持ちだった。

 パート3が製作された場合、希望する役を聞かれると、伊原剛志は佐々木演じる藩主の妻で、深田が演じたお咲を希望した。「誰でもいいけど…深田になって佐々木に愛してもらいたい」。そう言って佐々木に詰め寄ると、佐々木は「いっぺんはトライしてみますわ…」と微妙な表情。佐々木はさらに、西村雅彦からも「お咲の役で佐々木さんと熱い抱擁をしたい。見守ってもらいたい」と懇願された。予想外の人たちから続けざまに求愛? され、再び「いっぺんやってみますわ…」と答えるしかなかった。

 ストーリーにかけて、佐々木には「無理難題」が課された。舞台に用意されたゴールに超高速シュートを決めるというもの。時速35キロのやや高速なシュートを決めると、深田が「おめでとうございます」とくす玉を割って祝福した。

 ほか寺脇康文、Hey! Say! JUMP知念侑李、柄本時生、陣内孝則、本木監督、サルの菊千代が登壇した。また、湯長谷藩があった福島県いわき市から、いわき湯本温泉連合青年勇志会が駆けつけ、地元のじゃんがら踊りを披露した。