ABC(朝日放送=大阪市福島区)の新人、沢田有也佳(あやか)アナウンサー(22)が12日、秋の改編会見に出席し、お披露目の席上で、アイドル通ぶりをアピール。「ハロー!プロジェクト」の大ファンだといい、即興で「恋愛レボリューション21」を振り付きでアカペラで歌う衝撃の“デビュー”を果たした。

 ABCでは、「おはよう朝日です」(月~金曜午前6時45分)で、05年からレギュラー出演してきた喜多ゆかりアナ(35)が、出産に備え、10月から3年目の川添佳穂アナ(25)にバトン。新人の沢田アナが、川添アナに代わって、10月3日から、夕方の報道番組「キャスト」(月~金曜午後4時58分)のリポーターを務める。

 その発表を兼ねて、入社後初めて、記者会見の場であいさつした沢田アナは、趣味の「アイドル好き」を聞かれ、スパークした。

 沢田アナは、アイドルの中でも「女性アイドル専門です」と言い、とりわけ、ハロプログループで、来年解散が決まった「℃-ute(キュート)」の熱烈なファン。7月末にも同グループのコンサートに行き、9月10日の東京でのイベントには「残念ながら勤務と重なり、行けなかった」と明かした。

 改編会見だけに、テレビ、ラジオの編成局スタッフら、局員が大勢そろっている中、沢田アナは「来年6月の解散が決まり、傷心しているところですが、すばらしいグループでした」と感想を述べ、続けて「ぜひとも、来年6月の解散コンサートには行かせていただきたい」。先輩や上司に“公開直訴”まで口にした。

 さらに、取材陣から「何か1曲、振りを披露できますか」と“ムチャぶり”されると、しばし熟考。「皆さん知っている曲がいいですよね」と、モーニング娘。の「恋愛レボリューション21」を、即興で、堂々たるふりつきで披露してみせた。

 これには、局員、取材陣一同、あぜんとした後、大爆笑。会見に同席していた大先輩の岩本計介アナ(40)は「いや…これは…新種ですね…」と、ぼうぜんとしていた。