演歌歌手水森かおり(43)が17日、横浜・八景島シーパラダイスで、ファンイベントを行った。

 新曲「越後水原」の購入者特典企画で、2000通を超える応募から25組50人が招待された。イベント最初はイルカショー。体長4メートルを超えるシロイルカに笑顔でまたがってみせ、キスまでしてみせた。「すごく楽しい。うまくいった」と笑顔を見せた。キスの味を聞かれると「うれしかった」と振り返った。

 「ボディーラインが丸出しで恥ずかしい」と照れながらウエットスーツを脱いだ後、いつものロングドレスに着替えてミニライブを行い、新曲や「鳥取砂丘」など5曲を披露した。

 質問コーナーでは、恋人がいるか聞かれたが、「正直言うと、恋は面倒くさい」と短く回答。さらに続けて「失恋の曲ばかり歌っているから、詞の世界に忠実に1人でいた方がいいかなと思って」と話し、「恋と歌との両立は、やはり難しいと思う」と嘆いた。すると水森の親世代のファンから「恋をしないとだめよ!」「歌の世界に反映するからね」と、優しく心配する声が上がった。

 イベント最後は、高さ107メートルから垂直落下するアトラクション「ブルーフォール」に挑戦した。昨年のバンジージャンプに続く体を張ったアウトドアチャレンジシリーズの第2弾。これも見事に成功させると「高いところは好きだけど、これは本当に怖かった」と振り返った。

 恋を封印して全力投球する新曲「越後水原」は絶好調。3月末の発売から現在までに売り上げは10万枚を突破し、週間DAMカラオケリクエストランキングで14週連続1位を獲得。NHK紅白歌合戦の14年連続出場にも期待が高まる。この日は「イルカにもしっかり乗れたし、このまま年末まで良い波に乗りたい。頑張ります」と意欲を示した。

 八景島は学生時代にデートをした思い出の場所。恋人とはそれきりというが、この日駆け付けたファンから「これからもずっと応援するよ~」と最後まで熱い声援を送られていた。