音楽プロデューサーの小室哲哉(57)が、英ロンドン市内で開催されている米シンガー・ソングライター、ボブ・ディラン(75)の絵画展を訪れ、「圧倒された」と感想をつづった。

 メッセージ性の高い歌詞でノーベル文学賞を受賞したディラン。世界中の人々を魅了し続けるアーティストの才能は詩や音楽にとどまらず、絵画にも発揮されているようだ。

 ディランの絵画展は日本でも2010年に初開催された。今回の個展はアメリカの風景を描いた油絵や水彩画が展示されている。

 小室は17日にツイッターでその個展を訪れたことを報告し、「暇なときに描いた、のレベルではない。しっかり時間を費やしている。この流される時代に流されない人はアーティストと呼ばれて良い」と称賛。「一枚買ってしまいました」とも明かした。

 ディランは、アートについての思いや考えをつづった文章を、今回の個展会場である「ハルシオン・ギャラリー」の公式サイトに寄稿している。そこでディランは今回展示された絵を描いた目的について「私やほかの誰かが誤解したりすることのない絵を描くことだった」と語っている。