お笑い芸人の水道橋博士(54)が、X JAPANのYOSHIKI(51)の破天荒エピソードをテレビで披露したところファンから抗議が多数寄せられたとして謝罪した。

 5日放送のフジテレビ系「バイキング」では昨年末のNHK紅白歌合戦の話題になり、初出場した演歌歌手の市川由紀乃(40)が「当日びっくりしたこと」についてYOSHIKIに関するエピソードを披露した。

 YOSHIKIは紅白のリハーサルに参加予定だった12月30日、ソロ世界ツアー中の香港で急きょ代替公演が決まったため帰国できず、リハーサルを欠席。紅白当日の31日午後に帰国した。

 そのギリギリのスケジュールに、ほかの出演者やスタッフもヒヤヒヤだったようで、市川は「当日無事に到着されたときに、舞台裏で『YOSHIKIさん到着した!』ってみなさんそこで一安心した」と振り返り、「演出ではないですけど、演出のように思えた」ほどドラマチックな出来事だったと語った。

 そこで水道橋博士は「いや、YOSHIKIさんの場合はほんとに(仕事現場から)帰ることが有り得るんですよ。『行かねーよ、俺』って言ったらもうそのままですから。ほんとに機嫌次第ですからね」とYOSHIKIの破天荒なイメージを付け加えた。

 しかし放送後、ツイッターで「YOSHIKI様の言動についてボクが『バイキング』でしたお話への抗議が多く届きました」と明かし、「YOSHIKI様の昔の破天荒でヤンチャな言動のイメージで悪気も一切なく今回の紅白での模様の妄想を語っていましたが、ファンの方々にはご不快な気分にさせたようで誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 なお、YOSHIKIは数々の伝説がまことしやかにささやかれており、そのひとつに「カレー事件」がある。約25年前に行われたX JAPANの東京ドーム公演のリハーサル時に差し入れられたカレーが辛すぎたため怒って帰ったというものだが、この伝説については昨年8月29日放送の日本テレビ系「スッキリ!!」にVTR出演し、事実であると認めた。

 ほかにもYOSHIKIは92年7月24日放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演した際にはドラムセットを投げてテレビカメラを破壊する過激パフォーマンスも行っており、ファンの間で語り草となっている。

 こうした破天荒なエピソードの数々が、今回の水道橋博士の発言につながってしまったようだ。