先日、土屋太鳳(21)が登壇するイベントの取材をしました。日本女子体育大学で舞踊学を先行する現役大学生にして女優。

 先日のNHK紅白歌合戦で、郷ひろみとコラボしたダンスを披露したことが話題となったばかりです。昨年10月のTBS系「オールスター感謝祭」では、マラソンコーナーで見せた激走やその後の周囲に気を使った発言などから、彼女のまじめでまっすぐな性格を称賛する声が多く上がりました。

 イベント取材を通して思ったのは、彼女はまさに「体育会系女子」だということです。

 そのイベントには他にも数名登壇者がいましたが、まず最初の一言あいさつで「○○さん、△△さん、××さんとご一緒させていただきます、土屋太鳳です。よろしくお願いします」と、登壇者全員の名前を出してあいさつ。こんな人、見たことありません。

 その後、イベントが進んでいく中でも、周りの発言をよく聞き、コメントが被らないように気をつけている様子。あえて過激な発言をすることでメディアへの露出を狙うタレントもいる中、土屋はとげとげしい表現や言葉遣いをせず、「誰も傷つかないような発言」を心掛けているように感じました。

 降壇するときは、こちらを向いて深々と一礼。ペコリと軽く礼をする人は多いですが、あんなに長く、深くお辞儀をするとは、驚きです。スカートからチラリと見えた、鍛えられたふくらはぎ(と、女優に対して言うのは失礼かもしれませんが…)にも、日頃から体を動かしているのであろう、彼女のストイックさが現れているなと感じました。

 大学で体育会に所属していた記者も、さまざまな人との関わりの中で、目上の人に対する礼儀や人を立てることを学びました。彼女を見ていると、応援したくなってしまいます。同じ気持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。