女優の江角マキコ(50)が芸能界引退の意向を示したことを受け、漫画家のやくみつる氏(57)が週刊誌報道によって引退を選択する芸能界の風潮を指摘した。

 江角は23日、代理人の弁護士を通じて報道各社に宛てたファクスで「明日発売の一部女性週刊誌において、江角が不倫を行っているとの報道がなされるようですが、相手とされている方とは、投資金の返金交渉の相手方として、交渉のためお会いしているのであって、不倫関係などには断じてございません」と週刊誌報道を否定した上で、夫と別居中であることを認めた。さらに「芸能活動を引退させていただく所存であることは事実です」と発表した。

 やく氏はコメンテーターを務める23日放送のフジテレビ系「みんなのニュース」で、江角の突然の引退発表に「江角さんとしては明日発売される週刊誌の記事の機先を制するためにこういったことを公にしたのかな」とコメント。「問題なのは離婚だ別居だということではなくて、むしろその(週刊誌で)書かれている内容のことを、引退することによって追及しにくくなる、そちらの方が懸念される」と私見を述べた。

 また、やく氏は「先だっても薬物疑惑で突然引退された方もいましたが」と、成宮寛貴さんと思われる例を引き合いに出し「今、流れとして『逃げるは恥だが、致し方ない』というような変な流れになってきていますね」と、昨年ヒットしたドラマのタイトルにちなんで指摘した。