映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに主演したマイケル・J・フォックス(55)が、劇中に登場した車「デロリアン」に乗って、カナダ人の俳優セス・ローゲン(34)とともに授賞式の壇上に登場した。

 フォックスは、編集賞のプレゼンターを務めた。搭乗前にスクリーンには「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の名シーンの数々が映し出された。フォックスは「編集の人たちに我々は感謝しております。(映画製作は)編集に依存しているんです」と、裏方の立場である編集者をたたえた。

 フォックスは、98年にパーキンソン病を発症したと公表。近年は出演機会も増え、順調な回復をアピールしている。

 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに登場する悪役ビフ・タネンは、ドナルド・トランプ大統領をモデルにしたと、脚本を担当したボブ・ゲイル氏が15年に明かしており、同シリーズが授賞式の演出に使われた背景にも、トランプ大統領の政策に揺れる米国の現状が反映された可能性は高い。