女優秋元才加(28)が、ハリウッド映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(5月12日公開)に吹き替えで出演することが27日、分かった。映画声優初挑戦となる。マーベル・コミックのヒーローたちが出演するアベンジャーズシリーズの新作で、主人公ピーター・クイルらに接近する謎に満ちた新キャラクターのマンティスを担当する。

 触れた相手の感情を読み取る「エンパシー」という超能力の持ち主で、空気の読めない不思議キャラ。13年にAKB48を卒業した秋元は、女優としては「ジャパンアクションアワード2015」でベストアクション女優賞を受賞し、今年1月期のテレビ朝日系連続ドラマ「奪い愛、冬」ではセクシーな悪女も演じているが「マンティスは私の性格とは正反対。芯の強さが出ないように、声のトーンを上げました」。

 同作には運命的な縁を感じた。特にアニメ漫画好きなわけでもなかったが、友人に誘われ昨年の東京コミックコンベンションを初めて訪れた。「そこで『ガーディアンズ-』の木のキャラクター、グルートの約2メートルの着ぐるみを見つけて一番気に入ってたんです」。気になって、帰宅後にすぐに1作目をDVDで視聴すると、その2カ月後に今作のオファーがあった。「今までのどんなお仕事よりも興奮しました。私を選んでくれるなんてうれしいし、マーベルさんは見る目ある~」と終始笑顔でアフレコに挑んだ。「映画がヒットして、キャラクターが愛されたら続編や『アベンジャーズ』にまで出演できるかも」と、今後にも夢を膨らませている。