ANZEN漫才みやぞん(31)あらぽん(31)が17日、東京タワー正面入り口前でCDデビュー曲「かならず選挙に行く」発売記念イベントに出席した。

 天然キャラさく裂で人気のみやぞんとマニアックものまねが得意なあらぽんのユニットは歌ネタも得意。4月19日発売の同曲ヒットと全国の投票率アップを願ってのイベント開催だった。しかし、このイベントはトラブル続きとなった。

 選挙カーに乗って登場した2人は冒頭のあいさつ後、選挙カーの上に乗って「かならず選挙に行く」を歌ったが、途中音量が上がり過ぎて自分たちの声が聞こえない状態になった。みやぞんは「これが生ライブの醍醐味(だいごみ)ですね!」と切り抜けた。みやぞんは「1回リハーサルやります。本番いきます」とスタッフに確認後、本番に入ったと思いきや、今度は歌っている途中で勘違いしたスタッフが音楽を切り「では本番いきましょう」。「えっ?本番じゃなかったの」とあらぽん。何とかデビュー曲を歌いきり、カップリング曲「牛にどつかれた」を披露後、スタッフから「もう1度『かならず選挙に行く』を歌いましょう」に2人は笑顔で了解。しかし、今度は口パクでそのメロディーにはエコーがかかったように遠くなっていた。さすがの2人もこれには苦笑するしかなかった。

 「まぁ、いろいろありましたが、とにかくこの曲を聞いて1人でも多くの人が選挙に行っていただけばうれしいです」とみやぞん。目標は「1500枚!」と低めだったが、みやぞんは「1500枚ってすごいでしょう」と主張した。

 同曲誕生には、足立区の不良をテーマにした「足立区の歌」が関係していた。「どぶろっくの江口(直人)さんから不良が逆のことをする歌にしたほうが受けるんじゃないかって言ってくれて、選挙にしました。江口さんがいなかったらこの曲はなかったし、CDデビューもありませんでした」とあらぽんは誕生秘話を明かした。