4月スタートのフジテレビ系「月9」枠の連続ドラマ「貴族探偵」(月曜午後9時)の1日第3話の平均視聴率が9・1%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回は11・8%だったが、前週第2話は8・3%に急落していた。

 30周年を迎えた同局の看板ドラマ枠「月9」の主演に抜てきされたのは嵐の相葉雅紀(34)。年齢、家族、住所、本名などが一切不明で、自らを「貴族」と名乗る、探偵業が趣味の謎の青年を演じている。

 視聴率の低迷からなかなか抜け出せない「月9」枠。苦戦中の同局にとって、節目の勝負作となる今作にかかる期待は大きい。数々の伝説を生んだ「月9」復活の糸口はつかめるか、その視聴率が注目される。

 第3話は、愛香(武井咲)の探偵事務所に、女子高生の垂水遥(橋本環奈)が訪ねてきた。遥は高校の教師、浜村(内野謙太)と結婚を前提とした交際をしていた。しかし、1週間前、浜村が殺人容疑で警察に連行される事件が。浜村の無罪を信じる遥だが、周囲からは白い目で見られてしまう。そこで愛香を頼って来たのだ。愛香は、遥と事件現場の廃倉庫へ。そこに偶然、現場を通りかかった貴族探偵(相葉雅紀)が、勝手に遥の依頼を引き受けてしまう、という内容だった。