V6岡田准一(36)の主演映画「追憶」(降旗康男監督)の初日舞台あいさつが6日、東京・TOHOシネマズ日劇で行われた。

 この日は、岡田演じる主人公と柄本佑(30)演じる友人が25年ぶりに再会した物語にちなみ、安藤サクラ(31)、降旗監督と木村大作カメラマンの、25年前もしくはそれ以上前の写真が紹介され、各人が思い出を語った。

 その中、岡田の写真が登場すると、場内のボルテージは一気に高まった。岡田によると10~11歳頃に、母がピアノを教えていた自宅のピアノ部屋で撮った写真だという。当時は芸能界に入っておらず、学校の先生になりたかったというが、漫画を手にしつつも、しっかりカメラ目線をしており、現在の岡田に通じるものを感じさせる。岡田は壇上で、当時の思い出を振り返った。

 岡田 「スラムダンク」を読んでいる最中ですね。芸能界には、まだ入っていないですね。この頃は、学校の先生になりたかったですかね。母親がピアノを教えているピアノ部屋で、ピアノの下に隠れて…下で聞くと1番、いい音がするんですよ。好きで、ずっとそこで本を読んでいた。ピアノも習っていました。

 岡田は、柄本らから「かわいい」と連呼されると「かわいくないですよ」と照れた。降旗監督も「いやぁ…かわいいですね」としみじみ言うと、岡田は「ありがとうございます。かわいくないですよ…すみません」と照れ笑いを浮かべた。【村上幸将】